マルタ

ヴァレッタ(マルタ共和国)

都市リゾート

イタリアの南、地中海に浮かぶ小国であるマルタ共和国は戦後、イギリスやフランスなどの市民のリゾート地として栄えてきた。元々3S(Sea, Sand, Sun)を売りにしてきたマルタ共和国であるが、首都ヴァレッタ(1980年世界文化遺産登録)を中心とした歴史的観光も盛んで、観光資源の多様さから幅広い客層を得ている。小国ゆえ、国全体で観光政策に力を入れており、近年は量(外客数・消費額)から質への転換を目指すようになった。景観政策や交通政策などあらゆる政策が観光と方向性を一致させている

⼿法 1-1 歩行者空間の拡充
1-2 連続的な街並み・界隈の創出
2-1 文化財の観光への転用
学習ポイント(特徴) 文化財保護、都市計画、観光政策が総体として魅力的な消費空間を創り出す
視察のポイント
  • 中心部の歴史的建造物をラグジュアリーホテルへイノベーションするための支援枠組みやホ テルのための高さ規制緩和政策など、都市計画における観光政策への支援がなされている。
  • 周辺部への水上交通を確保し、周辺部におけるリゾートタウン化を図ることで、面的な消費 滞在空間の演出をしている。
  • 中心市街地部分の通過交通を排除し、目抜き通りに文化施設やショッピング施設を集中させることで賑わいを創出しつつ、一方で離れた位置に観光拠点として「Malta Experience」を配し、観光客の徒歩圏を拡げている。
  • 一方で、観光客のエリアと住宅エリアの棲み分けにも配慮している。
  • ヴァレッタをはじめとする国内3エリアを「tourism zone」に指定し、エリアの清潔感やメンテナ ンス、地区改善を図るための取り組みをしている。また、それぞれのエリアには「tourism zone officer」を置いており、その責任者による管理がなされている。
ヒアリング先
  • 行政:MEPA(Malta Environment & Planning Authority)
  • 行政:MTA (Malta Tourism Authority)
  • ホテル・飲食組合:MHRA(Malta Hotels & Restaurants Association)
  • 商業施設:リパブリック通り沿いの店舗
国内観光地への適⽤
  • 都市計画行政や文化財保護行政と観光行政を一体的に推進したい観光地にとって参考となる
関連サイト