群馬県 草津温泉

<地域の概要 -草津温泉はこのようなところです->

草津温泉は古くから湯治場として栄え、江戸時代の温泉番付である諸国温泉功能鑑では、当時の最高位である東の大関に格付けされ、歴代武将や著名な詩人等にも愛されてきました。

戦後、湯治場だけではなく気候や周辺の自然環境も利用した高原温泉リゾート地として変貌し、観光を産業とする町として本日に至ります。

近年では温泉街中心部の拠点整備・景観整備等を推進し、多くの旅行客がそぞろ歩きを楽しめる空間の演出に積極的に取組んでいます。また、温泉は自然湧出量日本一を誇り、湯畑や西の河原公園などの観光名所にてその湯量を実感することができます。

 

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<草津温泉で取り組む事業の内容>

草津温泉では今年度から、消費単価向上及びまちなみ整備に向けて、次の事業に取り組みます。

  • 事業名「知的探求」サービスを高める草津温泉 - Intelligent Spa Kusatsu –
    (資源をつなぎ、「新たな草津のたどり方」を開発する。)
  • 事業全体の概要
    • 草津温泉街(及び周辺)を事業の対象地とします。
    • 草津温泉観光の主要主体である観光協会(日本版DMO候補法人を申請予定)、旅館組合、商工会、観光公社、湯の華会、草津町、有識者、事務局をメンバーとする「草津温泉インバウンド消費単価向上戦略会議」(以下、戦略会議)を設立し、月1回程度の頻度で議論を重ねながら、当事業全体を効果的に進めていきます。
    • 戦略会議において、海外来訪客や消費動向等の現状、商業集積状況等を確認しながら、商業・サービス業集積の高度化や消費単価向上、魅力ある街並み形成等を目指した「地域戦略」をとりまとめます。
    • 海外リゾート地のウィスラーへ、若手を中心とする調査チームを派遣し、戦略策定や具体的取り組みに参考となる情報・知見を収集します
    • 消費単価向上に繋がるような、知的探求をテーマとした体験ガイドツアー等を実証事業として試行し、その成果を戦略策定に役立てます。
  • 事業実施の目的
    • 策定した地域戦略に基づき、消費単価向上の取り組み(試行)を継続的に実施することにより、新たなサービスを充実させ、欧米来訪客の満足度を高めるとともに、新サービスの定着を目指します。
    • 消費意欲という観点から魅力的な街並みイメージを検討することで、地域民間サイドに地元協働の景観改善の取り組みや街並み形成プロジェクトが生まれることに繋げていきます。
  • 事業実施により期待される効果
    • インバウンド向けの高度なおもてなし・サービスが試行され、充実・定着することにより、海外来訪客、特に消費意欲の高い欧米からの来訪客増加が見込めます。
    • 消費単価が向上することにより、町内就業者の大半が関わる観光経済に好循環が生まれ、各業種の経済体力が強化され、また労働者満足度も高まり、雇用面が改善されます。
    • 消費者にとって魅力ある街並みイメージの実現により、温泉街全体の景観クオリティが高まり、ブランドイメージ上に繋がります。

今後は、具体的な取り組み内容や取り組み状況について、適宜このページにてお伝えしていきます。

地域戦略をまとめました

海外調査やサービス実証事業、会議での議論等をもとに、草津温泉の地域戦略をまとめました。
今後は、この戦略内容をもとに取り組みを進め、消費単価向上を目指します。
 

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第8回戦略会議を開催しました

6月からほぼ毎月開催してきた戦略会議での議論を踏まえて取りまとめた「草津温泉 外国人旅行客の消費単価向上を目指した地域戦略」について、内容の確認と今後の取り組み方などについて議論を行いました。来年度以降、この地域戦略の実現に向けて各種事業を進めて参ります。
 
また、会議の冒頭で、当日午前中に開催した新サービス実証事業「湯畑周辺ガイドツアー(英語通訳付き)」の様子を共有しました。最後の実証ツアーとなる今回は、複数の旅館の外国人従業員の方々にも参加いただきました。ガイドツアーの取り組みは地域戦略に盛り込まれており、今後も継続的に実施していきます。
 

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第7回戦略会議を開催しました

会議の主な議題として、12月1日から7日に実施したウィスラー(カナダ)での現地調査の報告と意見交換を行いました。この海外現地調査には、戦略会議のメンバーの一部(17名)が海外調査チームとして派遣されました。
 
ウィスラーから帰国後、できるだけ早く会議を開催したことで、参加メンバーが現地で得た新たな情報や刺激も鮮明で、海外調査に参加しなかったメンバーと多くの内容を共有することができました。これらを、地域戦略の策定や新たなコンテンツ開発などに役立てていきます。

 

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海外現地調査(カナダ・ウィスラー)へ行ってきました

12月1日から12月7日の7日間、山岳リゾート地として計画的で魅力的な街並み形成を行っており、高原エリアを活用した豊富なアクティビティを有しているカナダのウィスラーへ、現地調査に訪れました。
草津温泉から若手を中心に14名、間接事業者である梵まちつくり研究所と事務局から3名の計17名が参加しました。

 

【ヒアリング調査先】
 

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JTBウィスラー営業所 ウィスラー観光局 ウィスラーブラッコム
(リゾート経営)
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ウィスラービジターセンター
(観光局運営の観光案内所)
ホテルヒルトン Whistler Centre
for Sustainability
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JTBバンクーバー支店

 

【調査のポイント】

    1. 魅力的な街並み・空間形成について
    2. 1975年にウィスラーリゾート自治体が発足し、以後、自治体を中心に法令に基づきながら、自治体と民間企業、州政府、連邦政府の協働による計画的で環境に負荷をかけないサステイナブルなまちづくりを進めてきました。ウィスラーは、ウィスラービレッジを中心にまちが形成されています。必要なことはビレッジ内で済ませることが可能です。ビレッジ内は歩行者専用であり、駐車場は地下または周辺に整備されていて、1階は店舗、2階以上はコンドミニアム等の宿泊施設になっています。歩道は有機的な形状で、建物の色彩や形状には制限が設けられており、歩いて楽しめ、消費意欲をかき立てられる街並み・空間づくりが積極的に行われています。

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      ウィスラーの開発計画はゼロからのスタートであり、歴史を経て街並みが形成されてきた草津温泉にそのまま適用することはできません。ただ、外国人旅行客に喜ばれ、消費意欲をそそられる街並みという点で、草津温泉の今後の街並み形成に反映できることもあると思われます。
      ウィスラーは、旅行客だけでなく、居住者にとっても住みやすいまちとのことです。居住者にとって住みやすいまちづくりをしていくことで、労働者満足度の向上に繋がるのではないでしょうか。

    3. オプショナルツアー(アクティビティ)について
    4. ウィスラーには、ウィスラー山とブラッコム山を合わせて33のリフト、200以上のコースを擁する大規模なスキーリゾートです。もともと冬に訪れる旅行客が多かったのですが、夏のさまざまなアクティビティ創出やイベント開催、海外への積極的なPR活動を実施した結果、現在では夏に訪れる旅行客が、冬を上回っています。
      今回の海外調査では、ゲレンデ体験ツアー、ジップトレック、バックカントリーツアー、先住民族文化センターでのガイドツアー、ネイチャーウォーキングツアーを体験しました。
      ウィスラーは自然のスケールの大きさが圧倒的な魅力でした。夏冬問わず参加者に楽しんでもらえて消費単価も高いジップトレックは、草津温泉でも実施できる可能性を感じています。

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    5. ガイドについて
    6. 草津温泉では新サービス実証事業として、英語通訳付きガイドツアーに取り組んでいます。ウィスラーでさまざまなツアーを体験、体感し、ガイドの体制、内容、テクニックやスキルなどを調査しました。
      ガイドは個々人のスキルに依存します。ウィスラーでいくつかのオプショナルツアーを体験しましたが、ガイドによって対応はさまざまでした。
      ゲレンデ体験ツアー、ジップトレック、バックカントリーツアーなどでは、参加者の安全管理が非常に重要です。事前に、自己責任の下でツアーに参加することを承諾する書類にサインすることが必須でした。また、ガイドは安全なツアー進行を図りながら、参加者と適度なコミュニケーションをすることでより楽しんでもらえるように働きかけていました。
      今後、草津で高原エリアのガイドツアーを実施していく際には、安全管理方法のさらなる磨き上げに加えて、ガイドのコミュニケーションスキルの向上が課題になってくると思われます。

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      先住民族文化センターでのガイドツアーの解説は英語のみでしたが、「易しい英語で」という要望に快く応えてくれました。展示内容の工夫だけではなく、きちんと伝えるためにはこのような心遣いも大切だと感じました。

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カナダは英語が母国語です。ウィスラー観光案内所では、英語以外の言語に特に対応しなくても、旅行客は多少でも英語が話せる場合が多いため、対応できているそうです。日本では、外国人旅行客というと、まず英語対応を考えなければならない点で、ハードルが高いように感じられます。ガイドは解説の内容が通じなければならないため英語はまず必須ですが、日本の接客などのおもてなしや食事のおいしさは、それほど英語が堪能でなくても外国人旅行客に十分満足してもらえ、消費単価向上に繋がるのではと感じました。

今回の海外現地調査の内容も踏まえて、地域戦略を取りまとめていきます。

第6回戦略会議を開催しました

10月に実施した新サービス実証事業「湯畑周辺ガイドツアー(英語通訳付き)」の結果報告と意見交換を行いました。ガイドツアー参加者の方々には全般的に満足いただくことができた一方で、集客が少なかったことは今後の課題の一つです。今後も継続的に実施していきながら、ガイドのスキル向上や集客方法の改善などを図っていきます。
 
会議後半は、12月に実施予定の海外現地調査に向けて事前学習を行いました。
11月22日に東京にて開催される中間報告会には、地元から3名が参加します。

 

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試行「湯畑周辺ガイドツアー(英語通訳付き)」を実施しました

新サービス実証事業「湯畑周辺ガイドツアー(英語通訳付き)」を10月19日、20日、25日、26日、27日の5日間開催しました。
 
これまでに草津温泉で取り組みのなかった、外国人向けガイドツアーという新サービス(有料)を提供することで消費単価向上に繋げること、また、外国人旅行客に対応できる地元の体制をつくることが狙いです。
 
外国人旅行客の「知的探究心」を満たすような、草津ならびに日本の温泉文化を知り、体験・体感できるツアーです。8月に実施したプレ試行の結果を踏まえ、ガイド内容やルート等を改良しました。ツアー後のアンケートへご記入いただく時間も含めて1時間半の内容、価格はハンドタオルのお土産付きで1人あたり1,000円としました。
 
事前にチラシを各旅館や観光施設にて配布し集客を試みました。チラシが申込書を兼ねており、各旅館等で申し込める体制にしましたが、実際にチラシを使いって申し込みがあったのは1件2名のみでした。その方々はシンガポールからの女性のお客様で、ガイドツアーを楽しんでいただけたようでした。観光協会や旅館組合の職員やアメリカ人女性プロフェッショナルモニターの方にもご参加頂き、予定していた5日間のうち、3日間開催となりました。各回、少人数で充実したガイドツアーとなりました。熱の湯での湯もみ体験が一番喜ばれるコンテンツでした。
 
参加者が異なればグループの雰囲気、質問内容等も異なり、ガイドの腕の見せ所です。ガイドはプレ試行と同様、草津温泉観光協会の職員と、英語でのガイドに関心のあった地元の女性が務めました。プレ試行に比べて参加者とのコミュニケーションの取り方など、レベルが上がりました。説明の際に、昔の写真やイラスト等をファイリングしたものを用いることによって、わかりやすい説明ができるようなりました。
 
今後の課題としては、まずは英語通訳付きガイドツアーの存在を、地元の観光事業者に認知してもらうことが一つあげられます。準備期間が限られ、チラシ配布・設置による告知だったため、参加者が少なかったことが残念でした。今後実施する際には、観光協会ホームページへの掲載や旅行代理店を通したPRができると良いです。また、告知に費用をかけられるだけ、ツアー内容をより充実させていく必要があります。
 
また、想定外の質問にも答えられるよう、ガイドは柔軟な対応ができるように日々の準備が必要です。英語力について指摘する意見もありました。台本なしでの進行や質問を多く投げかけられた際にスムーズに回答するためにもスキル向上が求められます。今後、参加者が多い場合の対応についても練習が必要だと考えています。
 
また、ツアー価格を上げていくためには、長期的な目標として、ガイドのスキル向上の他に、浴衣の着用や食事付き等のオプションをつけることが考えられます。
 
参加者には楽しんでいただくことができ、改善点も多く見つかる有意義な実証事業となりました。今後も継続してガイドツアーを実施していきます。
 

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第5回戦略会議を開催しました

会議当日の午前中に実施した、新サービス実証事業「湯畑周辺ガイドツアー(英語通訳付き)」の報告と、集客への協力を呼びかけました。ガイドツアーは10月19日、20日、25日、26日、27日の5日間開催します。
また、本会議で取りまとめていく、消費単価向上のための地域戦略について意見交換を行いました。新サービス実証事業や、12月に実施予定の海外現地調査の結果を踏まえて取りまとめます。
 
月に1回開催している戦略会議は、草津温泉バスターミナルの目の前にある草津温泉旅館協同組合事務所にて行っています。

 

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第4回戦略会議を開催しました

新サービス実証事業として、8月に実施したプレ試行の概要を報告したあと、10月末実施予定のガイドツアーについて、参加費用や地元の体制、宣伝方法などについて意見交換を行いました。
 
旅行客及び宿泊業を営む旅館・ホテル側としても、新サービスとして通訳付きガイドツアーの需要はあることがわかりました。この取り組みを続けていくことで、優秀なガイドの育成やガイド内容の精査をしていく必要があると共有されました。
 
今回の事業においては、「知的探究心」というテーマを掲げているため、いかに草津温泉の深い歴史や文化、景観などを外国人旅行客に伝えられるかを念頭に置く必要があります。

 

最後に、海外現地調査の参加者について確認し、お開きとなりました。12月初旬にカナダのウィスラーへ行く準備も、具体的に進めていきます。

 

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プレ試行「湯畑周辺歴史文化体験ツアー」(通訳付きガイドツアー)を実施しました

草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバル期間中に草津温泉に滞在していた、イタリア人3名の方に参加していただきました。
 
プレ試行なので参加費は無料としました。ガイドは、草津温泉観光協会の職員と、英語でのガイドに関心のあった地元の女性が務めました。
 
御座乃湯に集合し、草津温泉の歴史や湯畑について説明しながら歩いて回り、熱乃湯での湯もみ体験や湯滝前での写真撮影など、1時間弱のガイドツアーとなりました。ガイドツアー後には、アンケートにご回答いただきました。
台本を見ながらのガイドとなりましたが、参加者の方には楽しんでいただけたようです。有料にしてよいというご意見もいただきました。
 
実際にやってみたことで、ガイドの内容や誘導方法など、実施サイドの課題も把握でき、有意義なプレ試行となりました。

第3回戦略会議を開催しました

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今回は、まず、8月26日(金)に実施するプレ試行の概要を共有しました。当日ガイドを務める草津温泉観光協会の職員より、台本の説明や意気込みなどを話していただきました。
 
次に、地域戦略づくりに向けて『消費単価向上に向けた取り組みのアイディア』のご意見をいただきました。

  • 「外国人旅行客の中には、高原エリアに行きたいという要望が多いので、環境整備の必要」

  • 「それぞれの国籍のニーズを把握し、それに伴った中長期的な戦略が求められるのではないか」

  • 「設備投資ができなくても、一番大事なことはおもてなしだと思う」

など、活発な意見交換が交わされました。

 

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梵まちつくり研究所から、草津温泉での取り組みとして、

  • ①自然の活用

  • ②おもてなし

  • ③道具の活用

  • ④それらを組み合わせること

という4つの方向性を提案しました。
 
最後に海外現地調査について共有しました。
 

8月17日から30日にかけて、草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバルが開催され、まちのあちこちで街角コンサートが開かれるなど、いつもと違ったまちの表情になっていました。

第2回戦略会議を開催しました

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会議には前回同様、草津町役場、草津温泉旅館協同組合、草津温泉観光協会、湯の華会、草津町商工会、草津観光公社、また、間接事業者である梵まちつくり研究所など事務局を含め16名が参加しました。今回は有識者として首都大学東京教授の川原晋先生にご参加いただきました。
 
先生がこれまで関わってこられた地域のお話を踏まえながら、レクチャーいただきました。兵庫県の「灘のけんか祭り」では、段々畑が祭りの日には客席となり、スタジアムのようなかたちになるそうです。写真家の撮った写真を集めてみると、ある一定のエリアを背景として写真に納めている結果となり、外部の視点からまちの守るべき景観が見えてくるという、非常に興味深いお話でした。訪れる人が求める風景・街並みを、まちとして守っていくことも、重要な観光施策と言えるでしょう。
 
 
レクチャーに関する意見交換のあと、今年度取りまとめる地域戦略の目次案や実証事業の概要、海外現地調査について議論しました。
 
地域戦略については、現状の草津温泉の商業・サービス業の集積状況の調査結果を共有しました。草津温泉は湯畑を中心として、旅館や飲食、物販の店舗が集積しています。
 
実証事業については、8月後半の草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバル期間中に合わせて、“プレ”試行を実施する可能性が出てきました。
 
海外現地調査については、視察時に伺いたいヒアリング内容等について、共有しました。

新サービス実証事業について打ち合わせを行いました

今回は、草津温泉旅館協同組合と草津温泉観光協会の事務局サイドと梵まちつくり研究所で、新サービス実証事業について打ち合わせを行いました。実施時期を10月末とし、「知的探求」をテーマに湯畑周辺を巡る温泉文化体験ガイドツアーを開催する予定です。
 
日程や地元の受け入れ体制、PRの方法などについて話し合いました。今後、詳細を詰めていきます。乞うご期待です!
 
 
また、同日、草津温泉を練り歩き、地域戦略の取りまとめに向けた基本資料として、商業・サービス業の集積状況についての調査を行いました。

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第1回戦略会議を開催しました

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本事業に関わる関係者が参加し、「第1回草津温泉インバウンド消費単価向上戦略会議」が開催されました。
 
会議には、草津町役場、草津温泉旅館協同組合、草津温泉観光協会、湯の華会、草津町商工会、草津観光公社、また、間接事業者である梵まちつくり研究所など事務局を含め16名が参加しました。
 
草津温泉観光協会会長のご挨拶から始まり、梵まちつくり研究所より、事業の目的やスケジュール、海外現地調査などについて説明したのち、意見交換を行いました。
 
意見交換では、観光業を営む皆さんが感じる草津温泉における外国人旅行客の動向や本事業としてターゲットをどこに据えるか、何をもって消費単価向上とするかといったお話がありました。
 
草津温泉が取り組む本事業では、主に欧米人をメインターゲットとした外国人旅行客向けの対応を検討していくことになりました。

 

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海外現地調査先としては、同じ山岳リゾートとして先進地であるカナダのウィスラーへ行くことになりました。観光リゾート地としての魅力的な街並みや施策等について学んでいきます。また、中心温泉街の整備が進んだ草津温泉では、高原エリアの活用が今後の課題だと考えています。ウィスラーの広大な自然を活かしたアクティビティも参考になるでしょう。
 
天気はあいにくの雨でしたが、活発な意見交換が交わされ、良いスタートが切れました。本戦略会議は、今後毎月開催していく予定です。
 
6月の草津温泉は一年で一番の閑散期です。建替えで新しくなったばかりの熱乃湯も雨に濡れています。